***東亜国内航空***

みなさん東亜国内航空という航空会社をご存知でしょうか?
知っている人は30代以上の方ですね
後に日本エアシステムJAS)、現在は合併しJALになりました

80年代後半、日本はバブル経済が破綻する前でレース界も恩恵を受けていました
あらゆる異業種がスポンサーに名乗りをあげて頂いており、航空会社も全日本250にスポンサーを
していました

そのBIGチームは「レーシングチームカタヤマ」
全日本だけではなく、GP250、GP500にも参戦しており、世界最大のプライベートチームと言われていました。
オーナーは元350CC世界チャンピオンの片山敬済さん
一番油が乗っている時にNR500の開発をしていたので、500CCでの優勝暦は少ないのですが、
NRに乗らずNS500、NSR500に乗っていればもっと勝てていました
当時ケニー、スペンサーと唯一張り合えるライダーの一人でした

全日本でも多くのスポンサーを獲得し、JAS、ミズノ、チェリオBOSE東京エレクトロン、など
異業種が多かったです
スカイブルー(うすい水色)のカラーのマシンはサーキットですごく映え、トップ争いをしていました
ワークスに割って入って、88年全日本250ではランキング3位と5位だったと思います
当時の堀選手、鈴木選手は必ず世界に出て行くと信じていました

バブルが弾け、時代的にプライベーター至難の時代へ傾斜していった為実現は出来ませんでしたが
実力的には世界レベルでした

堀選手にはワークスからの話も多数あったと聞いています
世界GPが目標の為、全て断ったみたいです
鈴木淳選手もワークス500、ワークスRVFに乗るチャンスがあったと聞いていますが、やはりバブル
崩壊の影響を受け、実現しなかったみたいです

2人ともマシンの性能のせいに絶対しない、世界レベルの走りをすればRSでNSRのタイムは出る!!
みたいな非常にコーナーリングが速いライダーでした

ぜひ、レース発展の為に再びサーキットに戻ってきて頂きたいと思います